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2019年6月17日

令和元年度 まつえ市民大学の講座がスタート! ふるさと探求コース 銅剣発見35周年! 荒神谷・加茂岩倉を現地で再考 現地で最高の講座!!

6月11日、ふるさと探求コースの第3回講座が、現地(加茂岩倉、荒神谷)で行われました。

講師は、荒神谷博物館学芸顧問の平野芳英氏と同学芸主任の柏谷実加さん。

松江市市民活動センターをマイクロバスで出発し、最初の見学地加茂岩倉へ。
ここには、地名の基になった岩倉と呼ばれる信仰の対象となった大岩が鎮座。この反対側にある細い谷の奥に500mほど行くと、遺跡の下に到着し、急な階段をしばらく登るとすぐ目の前が国指定の加茂岩倉遺跡。

今から23年前の平成8(1996)年10月、農道建設の工事現場から銅鐸が出土! 何と、一ヶ所としては全国最多の39個もの銅鐸が発見されました!
これ等の銅鐸は弥生時代中期から後期に作られたもので、茎(なかご)に荒神谷遺跡の銅剣と同じ「×」印が刻まれていることや、入れ子状態になっていることなどを学びました。

再びマイクロバスに乗り、荒神谷公園へ移動。
ここでは、銅剣358本や銅矛が発見された遺跡の見学と、博物館で銅剣発掘の様子をビデオで確認。又、銅剣のすぐ横で発見された銅鐸と銅矛の特徴について詳しく解説して頂きました。

荒神谷博物館のホールで、柏谷実加学芸主任に銅鐸の特徴を聞いた後、銅剣と銅矛の違いをクイズ形式で学びました。
荒神谷の銅鐸は小さく、舌(ぜつ)で叩いて音を出すものであったとのことで、実際に叩いてみると「カーン」という高い音がフロアに響いていました。

発掘現場に足を運び、平野芳英学芸顧問に解説を聞きました。
銅剣は全国で約300本の出土数に対して、荒神谷は一ヶ所で358本もの大量の埋納がなされており、世紀の大発見!!
きっかけは、西谷(さいだに)を歩いていた一人の考古学研究者が発見した一かけらの須恵器。この発見がなければ、未だにこの地は眠りについたまま…
4列に埋納され、切っ先と茎が交互に並んでいたそうです。又、銅剣の上段にはテラスがあり、祭祀のためと思われる火を焚いた跡も見つかっています。
その右横7mの場所では、国内最古といわれる型式の銅鐸も発見されています。
だれがなぜ358本もの銅剣を埋めたのか? その謎は未だに解明されていません!

銅剣発見35年を迎えた今年、加茂岩倉遺跡を含め荒神谷遺跡を訪れ、当時に思いをはせながらの学習はとても有意義でした!!
  • 農道工事中、ここで39個もの大量の銅鐸が掘り起された! 偶然が大発見につながった!!
    農道工事中、ここで39個もの大量の銅鐸が掘り起された! 偶然が大発見につながった!!
  • ここは、雲南市加茂町岩倉の加茂岩倉遺跡 一ヶ所で出土した銅鐸の数としては全国最多で、国の遺跡に指定された!!
    ここは、雲南市加茂町岩倉の加茂岩倉遺跡 一ヶ所で出土した銅鐸の数としては全国最多で、国の遺跡に指定された!!
  • 銅鐸の表面には、鹿、海亀やトンボなどが描かれていることを図で説明する、講師の荒神谷博物館学芸顧問 平野芳英氏
    銅鐸の表面には、鹿、海亀やトンボなどが描かれていることを図で説明する、講師の荒神谷博物館学芸顧問 平野芳英氏
  • 加茂岩倉遺跡周辺は山法師の花が満開!
    加茂岩倉遺跡周辺は山法師の花が満開!
  • 荒神谷遺跡の2000年蓮 6月8日に開花しましたが、この日はつぼみ状態のものしか見ることが出来ませんでした
    荒神谷遺跡の2000年蓮 6月8日に開花しましたが、この日はつぼみ状態のものしか見ることが出来ませんでした
  • 荒神谷博物館学芸主任の柏谷実加さん 荒神谷で発掘された銅鐸の特徴を解説
    荒神谷博物館学芸主任の柏谷実加さん 荒神谷で発掘された銅鐸の特徴を解説
  • 銅剣と銅矛に関するクイズを出し、それぞれの特徴をわかりやすく解説
    銅剣と銅矛に関するクイズを出し、それぞれの特徴をわかりやすく解説
  • ここ西谷(さいだに)で発見された須恵器の破片がきっかけとなり 世紀の大発見につながった!!
    ここ西谷(さいだに)で発見された須恵器の破片がきっかけとなり 世紀の大発見につながった!!
  • 35年前の昭和59(1984)年7月 358本もの大量の銅剣が発見された荒神谷遺跡(向かって左側の遺跡)
    35年前の昭和59(1984)年7月 358本もの大量の銅剣が発見された荒神谷遺跡(向かって左側の遺跡)
  • 発掘当時の映像を荒神谷博物館展示室のスクリーンで確認 発見当時の熱気が伝わる!!
    発掘当時の映像を荒神谷博物館展示室のスクリーンで確認 発見当時の熱気が伝わる!!
  • 銅剣発見場所の右手7mの場所では、国内最古といわれる型式の銅鐸が発見された!!
    銅剣発見場所の右手7mの場所では、国内最古といわれる型式の銅鐸が発見された!!
  • 今なお、埋納当時の雰囲気に浸ることが出来る 荒神谷遺跡
    今なお、埋納当時の雰囲気に浸ることが出来る 荒神谷遺跡