2020年7月6日
令和元年度 ふるさと環境コース 第8回講座
ふるさと環境コース 「バイオテクノロジーと絶滅危惧植物を学ぶ」
高校生との世代間交流も出来て大満足!!
本年度上期の講座は、新型コロナウィルス感染症の影響で現在休講となっているため、昨年度の主な講座の様子をお知らせしています。
第5回目は「ふるさと環境コース」から第8回講座「バイオテクノロジーと絶滅危惧植物を学ぶ」(10月19日・11月2日開催)です。
会場は、島根県立松江農林高等学校。講師は、前年度に続き2回目となる生物生産科長の曽田稔教諭です。
講座は、座学・実習・バイオ施設見学の3部構成で行われました。
最初に、講義室でバイオテクノロジーについて学びました。
バイオテクノロジーとは、生物の持っている機能を上手に利用する技術であり、又人間に有用な生物を作る技術のことを言うそうです。
その中で最先端を行くのがiPS細胞です。
松江農林高校では、バイオテクノロジーを植物の分野でアプローチし、植物培養を中心とした学習や実験に取り組んでいます。
その成果として、①新品種の作成 ②無病苗の作成 ③希少植物の保護 があります。
実は、バイオテクノロジーは昔から身近にある技術で、パン・納豆・ヨーグルト・しょうゆ・お酒などの発酵食品が
あり、オールドバイオテクノロジーと呼ばれています。
座学の後、順化温室に移動し、イワチドリの球根鉢植えとセッコクのコケ玉作りを行いました。
ここでは生徒さん達の説明を聞いた後、早速挑戦!でもうまくいかない所があり、生徒さんに聞きながらなんとか仕上げました。
普段高校生と話す機会がほとんどない受講生にとっては、とても貴重かつ楽しい時間でした。
最後にバイオ施設の見学。ここでも生徒さん達に案内して頂き、最先端技術の修得に取組んでいる事を教えてもらいました。
1時間半の短時間でしたが、バイオテクノロジーを学び、コケ玉作りなどの実習、そしてバイオ施設見学と、充実した講座でした!
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バイオテクノロジーについて講義する、松江農林高等学校生物生産科長 曽田稔教諭
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絶滅危惧植物のイワチドリとセッコク 実習では、この植付けを行いコケ玉を作ります
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松江農林高等学校生物生産科3年生の生徒さんから、セッコクの植付けの指導を受け いざ挑戦!
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こちらでは、イワチドリのコケ玉作りを学び 早速取りかかる!
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これが本日の実習の成果 左がイワチドリ 右がセッコク 花が咲くのが楽しみです!!
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実習終了後、指甲蘭(しこうらん)を頂きました 大切に育てます!
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生徒さん達に案内してもらいバイオ施設を見学 こういう技術を学んでいるのか… 凄い!
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実習・施設見学 沢山の生徒さん達に教えて頂きましたまた、世代間交流も楽しく行えました