新着情報

2020年7月13日

令和元年度 ふるさとマイスターコース 第8回講座 「アンテナショップから発信するもの」 地域活性化に貢献中!

令和2年度上期(5月~9月)の講座は、新型コロナウィルス感染症の影響で休講となっているため、昨年度の主な講座の様子をシリーズでお知らせしています。
6回目となる今回は、ふるさとマイスターコースの第8回講座「アンテナショップから発信するもの」を紹介します。

令和元年7月11日(木)、㈱ちいきおこし八百万マーケット代表取締役 河野美知さんを講師にお招きし、講座を開催しました。

㈱ちいきおこし八百万マーケットの3本柱は、
1.松江のこだわり品を扱うアンテンショップの運営
2.イベント開催(マルシェイベントなど)
3.U・I・Jターン者のサポート事業

それらの事業の中で、本日はアンテンショップに関し
1.八百万マーケットで扱う商品と、それをどの様に売っているのか
2.商品開発をどの様に行っているか
について、講義して頂きました。

八百万マーケットの商品コンセプトは、「四方よし」。
売り手良し:生産者を豊かにする
買い手良し:お客様が心から満足する
世間良し:日本の根っこ(島ノ根国)を元気にする
神々良し:神々に喜んでもらう

そして、ターゲットを
・県外在住の20代~40代を中心とした女性
・地産地消の意識の高い地域の女性
とし、商品のデザインやネーミングに島根の歴史や神話を関連付けてブランド化しているとのこと。

その特徴的な商品の一例が、美保関地域で昔から親しまれてきた伝統食である鯖の塩辛をオリーブオイル漬けにしたもので、美保関神社の御祭神事代主神(ことしろぬしのかみ=えびす様)をデザイン化したパッケージを採用しています。

また、中海産の赤貝を使った赤貝めしの素では、二つの復活を象徴した意味合いを持たせてデザインされています。
一つは、大国主命(おおくにぬしのみこと、事代主神の親神)が兄神たちのわなで死んだ時、キサガイヒメ(赤貝の神)とウムガイヒメ(ハマグリの神)が遣わされ、治癒を施したところ蘇生したこと。
もう一つは、長い間獲れなかった中海産の赤貝が中海漁業協同組合の人達の努力で養殖され、36年ぶりに復活したことです。

新商品開発の一例として、安藤農園(松江)のゴールデンパールというメロンがあります。このメロンは、黄色い果皮と白い果肉に加え、とろける甘さと芳醇な香りが特徴ですが、生産が難しく又賞味期間が短いため中々手に入らない貴重なメロンです。
八百万マーケットでは、「ご縁玉」と名付け、期間・数量限定で販売。

又、この貴重なメロンを1年中楽しんでもらうため、出荷規格を満たさない物を使いメロンソーダを製造し好評を博しているそうです。
  • 「アンテンショップから発信するもの」と題して講義する ㈱ちいきおこし八百万マーケット代表取締役 河野 美知 さん
    「アンテンショップから発信するもの」と題して講義する ㈱ちいきおこし八百万マーケット代表取締役 河野 美知 さん
  • 「四方良し」「神々よし」の商品コンセプトを熱く語る河野 美知 さん
    「四方良し」「神々よし」の商品コンセプトを熱く語る河野 美知 さん
  • 36年ぶりに復活した中海産赤貝を使った、赤貝めしの素 うまい!!
    36年ぶりに復活した中海産赤貝を使った、赤貝めしの素 うまい!!
  • 安藤農園(松江)生産の島根県オリジナルメロン「ゴールデンパール」 八百万マーケットでは「ご縁玉」とネーミングし、期間・数量限定で販売
    安藤農園(松江)生産の島根県オリジナルメロン「ゴールデンパール」 八百万マーケットでは「ご縁玉」とネーミングし、期間・数量限定で販売
  • 期間が限定され流通が難しいゴールデンパールを1年中楽しめるよう、出荷規格を満たさない物を使いメロンソーダを製造 好評販売中!
    期間が限定され流通が難しいゴールデンパールを1年中楽しめるよう、出荷規格を満たさない物を使いメロンソーダを製造 好評販売中!