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2017年6月22日

ふるさとマイスターコース 「災害時のリーダーとしての行動」 組織・地域の防災はリーダーで決まる!

 100年に1回の災害が年に数十回発生している近年。幸運にも大災害に見舞われていないこの地域ですが、だからこそ最新の情報を持たなければいけないという事で、マイスターコースでは、防災・危機管理アドバイザーの林繁幸さんを講師に「災害時のリーダーとしての行動」と題して講座を行いました。

ふるさとマイスターコースの受講生は、自ら地域活動に参画する意欲をもって受講しています。林さんは、正常化の偏見をなくし、防災に強い人づくりを行い、何事に対してでも真正面から向き合い、真剣に取り組む人材育成、そして「リーダーの存在」が災害対策の基本だとおっしゃいます。
例えば、災害が発生してからの初動体制は、自主防災組織が中心となりますが、その際にリーダーの役割が最も重要になります。
「気配りができ」「知力があって判断力と決断力、そして速やかに行動ができる体力を備えた人」
林さんのお話しを聞いていいると、リーダー的資質は災害時だけではなく、社会生活においても大事なことが良く分かります。
他人ごとでは無く、普段から地域の事について目を配り、知ることが災害から身を守ることにつながると感じました。

講座の後半は、全員でディスカッションを行いました。
受講生からは、「指定された避難所が遠いが、近くにある指定外の避難所に行ってはいけないのか?」「要支援者を連れて非難する場合、実際には同時に何人まで同行することができるのか?」「コンビニは災害時に食料をどれだけ備蓄しているのか」「ガソリンは?」など様々な問題提起がなされました。
受講生の危機意識の高さに驚くと共に、コンビニ過信は禁物(当日販売の在庫しかない)、非常食は我が家で備蓄という、自主防衛の姿勢が大切だと痛感した2時間でした。
  • 防災・危機管理アドバイザー 林 繁幸氏
    防災・危機管理アドバイザー 林 繁幸氏
  • 講座の後半は講師を囲んでディスカッション
    講座の後半は講師を囲んでディスカッション