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2017年9月8日

公開講座「出雲神話を考える」を開催しました ―いわゆる「国譲り神話」の一解釈―

出雲地域に住んでいる私達にとって、出雲神話は幼いころから親しんでいる物語の一つです。今回は長年古事記を中心に古代文学・伝承文学に新たな読解の可能性を探り続けている、三浦佑之 千葉大学名誉教授を講師に迎え、出雲神話が伝えることについてお話しを聴きました。

古事記の43%を占める出雲を舞台とした神話の中でも、日本書記にも記された「出雲平定神話」は、一般的には国譲り神話として知られています。
三浦先生は「国譲り」という言葉は古事記にも日本書記にもなく、恐らく近代になって使い始めた。原文の内容をみれば、大国主神が天つ神に征服・制圧される話だとおっしゃいます。
なぜそういえるのか。三浦先生の検証の過程を、古事記の原文と訳を抽出し、細かく伝えてくださいました。古事記と日本書紀の対照も分かりやすかったと受講生に好評で、90分で一気に神代の出雲に導かれた講演でした。
  • 受講生・一般聴講合せて370人が聴き入りました
    受講生・一般聴講合せて370人が聴き入りました
  • 三浦佑之 千葉大学名誉教授
    三浦佑之 千葉大学名誉教授
  • 古事記原文の説明
    古事記原文の説明
  • 講演後にはサイン会を開きました
    講演後にはサイン会を開きました