新着情報

2017年12月12日

芸術文化美術コース 第13回講座 「美術品にみる茶の湯の心」 わび茶に日本人の美意識をみる

芸術文化美術コース、今年度最後の講座となった12月上旬、田部美術館学芸課長の山本順三さんに茶の湯の歴史についてお話しを聞き、田部美術館では茶道具を前に解説をしていただきました。

鎌倉時代の僧、明庵栄西により中国・宗代の抹茶の作法が日本に伝わって後、会所の茶(闘茶)、書院茶などを経て室町時代には武家や商人にも広がっていきました。室町時代中期には、村田珠光が草庵茶を始め、武野紹鴎がわび茶を始めました。わび茶を完成させたのは、紹鴎の弟子、千利休でした。
山本さんは、わび茶の精神は「心にありて、それを表さない。表現しつくさないこと」「不完全の美」だとおっしゃいます。

後半は、田部美術館に移動し、展示された不昧公好みの道具類を解説していただきながら、茶の湯の世界を堪能しました。
松江は茶道をたしなむ人が多く、日常的に抹茶をいただく事もありますが、今回の講座をとおして改めて日本人の美意識にふれた思いがしました。
来年は、松平不昧公の没後200年を迎えます。多くのイベントが計画され、松江の茶の湯の文化が再注目されそうです。
  • 茶法の請来から「わび茶」までの歴史を学ぶ
    茶法の請来から「わび茶」までの歴史を学ぶ
  • 「わび茶」の茶道具について
    「わび茶」の茶道具について
  • 田部美術館にて
    田部美術館にて
  • 講師の田部美術館学芸課長 山本順三さんの解説で鑑賞
    講師の田部美術館学芸課長 山本順三さんの解説で鑑賞