2023年8月4日
サポーターの会自主企画講座
NHK松江放送局 ー新会館探訪ー
災害時の情報拠点・地域に開かれた放送局
7月13日(木)、まつえ市民大学サポーターの会の自主企画講座として、3月6日から新会館での放送を開始したNHK松江放送局を見学しました。
まず松江放送局コンテンツセンター長の赤羽目寿樹さんから話を聴きました。
新松江放送局には二つのコンセプトが設けられています。
ひとつは「災害に強い放送局」。災害時に放送を継続するために通常の1.5倍の強度の免震構造となっています。水害への対策として1階は地面から70センチ高く作られ、電源や自家発電も3階に設置しています。
もう一つは「地域の交流拠点となる放送局」。エントランス左側の壁いっぱいに220インチの大型モニターがあり、8K画面で番組が見られます。
食堂(11時から14時30分まで)や屋上展望テラスも一般に開放され、誰でも気軽に楽しめます。公開スタジオとして朗読や音楽イベント、バスケットのパブリックビューイングなど、島根に関係する催しが実現されています。
防災・減災の取組みについて「命と暮らしを守るキャンペーン」としてTSKさんいん中央テレビと共同で防災意識を高める活動を行っています。NHK「NEWS WEB」では様々な防災情報が動画として挙げられています。
講義のあとは局内の見学です。
朝のニュースや「しまねっと」の放送で使われる緑の壁のフルバーチャルスタジオ、ラジオのスタジオ、モニターがたくさん並ぶ調整室も見学しました。
ニュースの原稿が目の前のモニターに映るようになっていることや、災害時に外枠に出る情報「Ⅼ字情報」も島根の情報は松江局で作られていることなど多くの事を知りました。
身近に感じられる新しい松江放送局。災害時には頼りになることを知り、心強く思った一日でした。