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2023年10月4日

ふるさと探求コース第4・5回講座 解説を聴きながら身近な史跡を巡る 出雲歴史めぐり ~入海(中海)周辺~

 9月1日、ふるさと探求コースでは、荒神谷博物館元副館長の平野芳英さんを迎え、説明を聞きながら、少し足を延ばせば行ける範囲の神社や史跡を見学しました。
 楽山にある「推恵神社」は日御碕神社の神職小野尊俊検校を祀っています。検校は隠岐に流され海士で亡くなり、その後災いごとが続いたので霊を慰めるために建てられたといいます。
 楽山から西尾町へ移動。堀尾忠晴が建立し、後に松平直政が徳川家康をはじめ歴代将軍を祀った「円流寺」を訪れました。「東照宮」とともに現在の松江市立皆美が丘女子高の敷地内にありましたが、昭和42年女子高の新校舎建設に伴い現在の地に移りました。
 「東照宮」は徳川家康を祀る神社で、明治32年松江神社に合祀され、拝殿・通殿・本殿は松江神社へ移築されました。女子高の敷地内にはこの地に東照宮があったことを記した「東照宮遺跡」の石碑が建っています。
 移動して「出雲国風土記」にも記載のある「大井の井戸」と「大井神社」へ。この辺りは須恵器の窯元が多いこと、水辺に近く大山も見えることから行楽地として人が集まったのではないかとの話を聴きました。
 八束町に渡り、江島の「たこ神社」へ。「大根島」は「たこしま」から来た名前であり、江島のことは「たこしま」から蛸がむかでをくわえて来たことから「むかでじま」と呼ばれていたとのことでした。「たこしま」にあった「たこ神社」が江島にあるのは移築されたからだとも考えられますが、よく判っていないようです。
 最後にベタ踏み坂で有名な江島大橋で米子に渡り、長い石段を上がって「粟島神社」を見学しました。「粟島」は、海水面が高かった古墳時代には「島」だったそうですが、現在は砂の堆積により弓ヶ浜半島に取り込まれ、陸続きになりました。
 いろいろな所をまわり、知らなかったことをたくさん説明してもらいながらの見学はひとりでは出来ないことです。贅沢な一日を過ごしました。
  • 検校を追って隠岐へ渡った妻を祀るといわれる「御前神社」
    検校を追って隠岐へ渡った妻を祀るといわれる「御前神社」
  • 移築後の現在の円流寺お堂
    移築後の現在の円流寺お堂
  • 「東照宮遺趾」とある石碑(女子高敷地内)
    「東照宮遺趾」とある石碑(女子高敷地内)
  • 天照大神を御祭神とする大井神社
    天照大神を御祭神とする大井神社
  • たこ神社で講師から説明を受ける受講生
    たこ神社で講師から説明を受ける受講生
  • 少彦名命を祀る粟島神社
    少彦名命を祀る粟島神社