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2023年9月29日

ふるさと発見コース 第4回講座 現代に伝わる運輸業 松江藩の町飛脚

 ふるさと発見コースでは8月22日、島根県古代文化センター主任研究員中安恵一さんを迎え、江戸時代松江藩の飛脚の制度などについて学習しました。
 松江藩には、藩が設けた「大名飛脚(七里飛脚ともいう)」と、民間の運営による「町飛脚(三度飛脚ともいう)」があり、このうち三度飛脚は松江上方間の運送を行い、月に三度出発したのでその名がついたものです。
 三度飛脚は、独占的に営業権を与えられている代わりに厳しい定めがあり、荷物の取り締まりを行うことや、病気などであっても定められた出立日は守ること、運賃を勝手に増減しないことなどが厳命されていました。
 明治以降は飛脚制度が廃止され「陸運元会社」が設立され、町飛脚屋「原屋」「古津屋」が加入しています。明治20年ごろの版画には、「内国通運会社松江分社 松江白潟本町 原文助」として店の様子が描かれていて、看板に「人馬継立所」「諸印紙売捌所」「電信切手売下所」などの文字が見え、多方面の商いをしていたことがわかります。
 講義を受け、民間であっても定めに従い信用を得ていた飛脚の精神は今の運送業にも伝わっていることだなあと感じました。
  • 上から「配送記録」「飛脚の印鑑」「旅行案内」
    上から「配送記録」「飛脚の印鑑」「旅行案内」
  • 「内国運送会社 松江分社」
    「内国運送会社 松江分社」