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2024年2月9日

ふるさと発見コース 第12回講座 島根の財産を見学 島根大学総合博物館アシカルで学ぶ

 ふるさと発見コースでは1月16日(火)、島根大学総合博物館アシカルの会下和宏(えげ かずひろ)館長から話を聴き、館内を見学しました。
 アシカルは、永年にわたって収集された島根大学の標本資料類などを整理し展示公開することによって教育普及、地域貢献などを行うことを目的としています。
 入口からまっすぐ入ると島根大学の歩みと今後の展望の展示があり、館内には骨格標本、剥製、昆虫標本、化石、土器、古地図など様々な展示物があります。
 不思議な形の骨格模型は「パレオパラドキシア」という哺乳類で、津山で見つかった化石のレプリカを使い島大生が一年かけて全身骨格を復元したものです。アメリカ西海岸から日本まで分布していて、玉湯町の来待層からみつかった顎の骨は分布の最西端です。
 小さい馬の骨格標本は「オキウマ」です。隠岐在来の馬で、国の品種改良政策によって昭和20年代に絶滅しました。ここに展示されているのはオキウマの唯一の全身骨格標本です。
 中央に「ニホンアシカ」の剝製があります。かつては日本海側西南部海域に多く生息していましたが江戸時代から明治にかけて大量捕獲され1950年代に絶滅しました。
 ガラスケースには「ナカリピテクスナカヤマイ」という類人猿の下あごの化石があります。島根大学などの調査チームがケニアで発見した大型類人猿の骨で、種名は調査中に交通事故で亡くなった中山勝博島大助教授にちなんだものです。
 島根大学のあたりは縄文時代は水辺に位置しており、櫂やヤス、丸木舟などがキャンパスから出土しています。
 他にも、キャンパス近くの金崎古墳から出土した須恵器や「松江城下町絵図」のレプリカなど、さまざまな時代の興味深い資料が多く展示されていました。
 月曜から土曜の午前10時から午後5時までなら誰でも入館することができます。
 講座では時間が足りなかったので、もう一度訪れて展示をゆっくり見てみたいと思いました。
  • パレオパラドキシア
    パレオパラドキシア
  • オキウマ
    オキウマ
  • ニホンアシカの剥製
    ニホンアシカの剥製
  • ナカリノビテクスナカヤマイの顎の化石
    ナカリノビテクスナカヤマイの顎の化石
  • 展示室の一部
    展示室の一部